広島篇 〜快速夜行の旅〜

久々に広島篇。といっても今回は電車。前から書いている通り、移動は当然新幹線ではなく鈍行。まだこの時は臨時の大垣夜行があった時代で、自分もこれを使って距離を稼いだ。しかしこの電車、乗る車両によっていい席と悪い席があってやっぱりオールボックスシートの車両は椅子が硬く、足が伸ばせないから嫌だった。この広島篇で初めて乗ったのだが、この時は勝手がわからずに品川駅に23時行くという暴挙に出たため、当然ホームの行列に驚き後悔した記憶がある。自分が並んだ列では幸運にも先に入っていった人たちが中の席からとっていったため運良く座れた。なかなか眠れなかったものの、浜松と豊橋で2、30分の停車時間があるため、あの狭い空間で座り疲れた自分にとっては電車から降りれるためいい休憩だった。
さてこの臨時大垣夜行、今では全車指定席制のムーンライトながら91号(東京行きは92号)となってしまったが、もう一つシーズン関係無く通年走っているムーンライトながらと併せ大変混雑することで有名ではある。大体の人は終点大垣で降りるためある意味ここからの乗り換えは戦場である。大垣夜行では網干行きがあるが、ながらは米原行きしかなく、しかも車両は3両編成。・・・要はながらからの乗客を収容するには些か辛いのだ、3両では。別に米原までは30分ちょっとと大した時間ではないが、座れるもんなら座りたいわけで、着いたと同時に皆ダッシュ!さらに階段を上がってお隣のホームに行かなくてはいけないため、階段は混雑し抜かしたくても抜かせないといったもどかしい状態にもなりやすい・・・というか危険である。そこでポイントになるのがながらの乗車車両の位置。確か3両目あたりだとちょうど大垣に到着した時に目の前に階段があったと記憶している。だからといって3両目じゃなきゃダメというわけではないが、前の車両だと比較的にラクに乗り換えができるということで、自分も比較的に前の車両に乗り込んでいた。
なんか広島にはまったく関係の無い話だったが、最後に臨時大垣夜行が無くなったのは非常に惜しいことである。ムーンライトながら91号は終点大垣まで全車指定席で運行時期も減らすなどかなり制限を設けるようになり使い勝手が悪くなったため、席が取れず諦めて後着のムーンライトながらに甘んじることが多かった。是非臨時大垣夜行の復活をと願う日々である。