多村の復帰は29日

主砲が抜けてからは、打の面で後1点とか、ここで1発なんてところで肝心の主砲がいないため力負けした試合も何試合かあった。今3位という場所にいられるのは、何に置いても投手陣の活躍であると私は思う。ただ、打線が悪いと言いたいわけではない。球宴に出場した金城は今や鈴木尚に変わるハマの安打製造機といわれ、種田も多村の抜けた5番でそれなり役割を果たしている。でもやっぱり前半戦で評価したいのは投手陣。勝ち星に恵まれない先発陣だが、防御率2位を誇る三浦大輔交流戦でその力を遺憾なく発揮した門倉や巨人キラーとして巨人戦で大きく貢献している土肥、一時期は中継ぎに降格したが持ち前の制球力を取り戻し見事先発に返り咲いたセドリック。中継ぎでも木塚や加藤を中心としてしっかりと九回までの土台を固めてくれた。そしてなにより嬉しい誤算、副産物?である佐々木の代役、もとい新守護神のクルーンの存在はかなり大きいといえよう。首位と9ゲーム差、後半戦は独走する阪神次第といえるが、8月の戦いによってはもしかすると9月に首位攻防戦なんて展開もありうるので、横浜の8月の戦いに期待したい。