屋久島旅行その2。

屋久島2日目。

白谷小屋で泊まったが、昨日の豪雨の影響か、宿泊者は私ただ1人。独占して使わせてもらえたんで、ある程度気兼ねなく利用できた。

携帯壊れていて見事に寝坊したわけだが、時間の感覚もはっきりしない状態で、外の明るさで判断。こんな状態なんで、宮之浦岳アタックは到底無理だなぁと思いつつ、ノロノロと出発準備。

九州の天気予報は昨日から4日ほど雨が続くとあって、この日も昨日くらいの雨を覚悟していたが、小屋から出てみると雨が降ってなかったんでびっくり。
登山道まで溢れ返っていた水も完全にひいていて、川も穏やかに流れていたので、歩きやすかったのは、精神的に助かった感じ。

小屋を出て、10分ほどでトレッキングツアーの団体と遭遇。写真撮影をしていて、どうやらここが『もののけの森』の撮影ポイントみたい。苔に覆われた森は、結構いろんな山を登ってきた私でも、とても新鮮な景色で見応えは充分。ここでようやく屋久島の自然に会えたって感じがした。

もののけの森を抜け、辻峠に到着。ここで太鼓岩の分岐に出るが、昨日白谷小屋の来訪者用の日記帳に太鼓岩からの景色が素晴らしいとあったんで、宮之浦岳を半ば諦めていた私はせめて少しでも良い景色を見たい思いから行って見ることに。途中ヤクシカに遭遇する嬉しいハプニングに遭いつつ、15分程登ると一気に景色の開けた場所に出た。


↑太鼓岩より。高さは充分ではないが、この天気とあってか確かに素晴らしい景色。

太鼓岩から戻り、そこから1時間程歩くと、楠川分れという分岐に到着。ようやっと縄文杉登山名物のトロッコ道まで来れた。ちょうど分岐のところにいたツアーの人に時間を確認。7時40分で、ここから縄文杉へは3時間ほど。宮之浦岳を断念はしたが、縄文杉は見るつもりだったんで、エアリアと時間を確認しつつ、出発。

ロッコ道はほぼ平坦で、三代杉や仁王杉など見所もあり良い・・・良いが、この平坦な道が存外辛い。雨で濡れた山靴が結構足に負担を掛けているせいもあるが、単調な道でたまに横にふらついてしまったりして、縦走用の登山靴で来たのは明らかに失敗だったなぁと後悔。


↑時折日差しが出てこういう幻想的な景色を魅せてくれる。

大株歩道からはようやく、登りでようやくかという気持ちになりながらも、まずはウィルソン株。肝心の写真は、ここもブレ気味だったんで・・・


↑ウィルソン株の中でございw わかりづらいですね、すみません・・・一応これが一番マトモに撮れたヤツです。


ウィルソン株を抜けると結構アップダウンのきつめになってくる。道は木道が整備されていて、登山初心者には有難い道かもしれんが、単調な木道や階段は結構足に負担がかかる。

大王杉、夫婦杉を通り、ようやっと縄文杉に到着。申し訳ありませんが、メインの縄文杉でもブレまくりで良いと思った写真が残せなかったです・・・。


縄文杉を堪能後は、来た道を引き返し、とりあえず楠川分れまで戻ることに。トロッコ道がやっぱ足にも精神的にも相当堪えた感じで、この状態で白谷雲水峡に戻るのは辛いなぁと思い、ルートを荒川登山口に修正。宮之浦岳を諦め、且つ連絡手段が無い以上、これ以上山に篭るのは得策ではないなぁと思ったのが下山する1番の理由だが、まぁ宿に泊まってのんびり過ごしたい気持ちがかなり強かったのは認めざるを得ない。


長々書いてしまったんで、今回はここまで。ろくな写真をアップすることができずすんませんです。