屋久島旅行その3。

荒川登山口までは、平坦なトロッコ道をひたすら歩くんで、距離もあるし、飽きてくるし、結構辛い。が、小杉谷集落や、トンネルなど、時折出てくる景色を楽しみながら、ひたすら歩く歩く。


↑中には、ライトもあって人が通ると自動で点く。

荒川登山口へは、15時に到着。当然チケットを購入してなかったんで、ここで係員の人から屋久杉自然館までのバス券を購入。
携帯無くしたことを話し、宿を取るために麓で観光案内所がないか尋ねたところ、安房に1件観光案内所があるとのこと。屋久杉自然館から安房までの移動手段で困っていたが、後から下山してきた方に係員のオッチャンが事情を話してくれて、なんとなんと屋久杉自然館よりその方のレンタカーに乗せてもらえることに。

何のお礼も出来なかったが、安房の観光案内所まで、快く送ってくださり、ほんっとーに感謝!お住まいが大阪とのことで、縁あればまたお会いしたいです。

観光案内所で、さっそく今日泊まれる宿を探してもらう。一応、予算としては、1万が限度額なんで、民宿かなーと思っていたが、何件か問い合わせてもらい、屋久島グリーンホテルという安房のちょっと外れにある、値段は安い割にとても良い感じのホテルを朝食付7350円で取ってもらい、さらにさらにもう案内所締めるし、ホテルまで送ってあげるよと、またもやご好意により、車でホテルまで送ってもらえた。んー、感激!


↑後ろには、すぐ海が望める。

部屋に着き、一息ついたらさっそくお風呂。足の疲れや痛みが酷く、登山靴の重みにだいぶ堪えた感じ。チャリや車といった、乗り物に乗っての移動が多く、日常で歩く時間がだいぶ減っていたのが、こういう形で痛い痛いしっぺ返しとなって帰ってきたんで、今回は宮之浦岳は登れなくて当然の結果だったといえよう。

この日の夕飯は、ホテルの近くの食事処『寿しいその香り』さんへ。屋久島近海で獲れた地魚の握りと人気があるという鳥の唐揚げを注文。アットホームな感じで、店員さんと気楽な雰囲気で会話を楽しみつつ、リラックスして食べることができた。


次の日は、ホテルでのちょっと豪勢な朝食ゆっくり食べた後、9時くらいにチェックアウト。屋久島の観光も考えたが、携帯が無いことや、この日は屋久島から船で鹿児島へ行き、そこからバスで鹿児島空港へ向かう予定だったため、未練を断ち切って、宮之浦港にバスで向かい、高速船で鹿児島へ。
13時過ぎに、鹿児島港へ到着。なんだかんだで鹿児島空港のラストの便(19時45分)で帰るんで、時間があるため、鹿児島の市内観光をすることに。
まずは、歩いて天文館へ向かい、我流風というラーメン屋でお昼ごはん。特にサーチもしてなかったが、こむらさきや豚とろといった有名店を探す気力もなく、とりあえずって感じで入ったがまぁまぁ美味しかった。

天文館から路面電車鹿児島中央駅へ移動。邪魔な荷物をコインロッカーに入れて、近くの維新ふるさと館へ。中は、画像で見せる展示物が多く、地下ホールでの上映会も中々飽きさせない感じで良かったが、仙巌園を見に行くため、シティビューというバスに乗る時間が迫っていたため泣く泣く途中で切り上げて、急ぎバス停へ。

仙巌園は鹿児島中心地からは結構離れているが、鹿児島は中々行く機会がないため、何としてでも行きたかったこともあり、このシティビューというバスは大変有難い。

仙巌園は目の前が海ということもあり、庭園と海をセットで眺められるので、多少天気が悪くとも見応えは結構あった。


↑眼前の桜島は雲に覆われていてちょっと残念。

尚古集成館もセットでみたが、結構疲れが溜まっていたのか、あんまちゃんとは見てなかった気がするw

一通り見終って、バスで鹿児島中央駅に戻り、駅地下のレストラン街の店で(名前は失念しますたw)黒豚を使ったどんぶりを食って、スーパーで少し買い物をしてから、空港行きのバスに乗り込み鹿児島空港へ。

空港では、乗ろうとしていた便が急に出航予定が未定になるハプニングに巻き込まれ、ランクの高いJALの便に無償で乗り換える措置がとられるというラッキーな展開にw



結局のところ、体力不足が今回の登山失敗の主要因だったと振り返ってみる今回の屋久島。靴も重登山靴ではなく、軽登山靴にすべきだったと思うし、なにより時計を携帯頼みにしていたのは、今回最大の失敗だったといえよう。次に行く機会があれば、もっと日数を増やし、ゆとりをもってゆっくり焦らずに宮之浦岳を目指したいね。