北岳登山2

昨日は、地震が凄かったみたいですが、自分自身はそんな揺れたって感じではなかったですね。


・・・ちなみに昨日は、尾瀬至仏山に登り、昼頃下山し、片品村の温泉に浸かってる時に来ました。

揺れがそう感じなかったのは、群馬北部だったからですかね。それとも温泉で微睡んでたせいですかね??


至仏山のお話はまた後日書きます。

さて、北岳登山の続きをば。


北岳山荘に到着後は、すぐに頭痛に襲われ、間違いなく高山病確定。
寒かったのもあり、カップラーメンを購入し、小屋の方から頭痛薬を分けてもらい、食べ終えたら、部屋で寝ることに。
10人ほど入れる部屋で、昼過ぎとはいえもう部屋は満員。中には連泊されてる方もいて驚いた。部屋では談笑が絶えず、雰囲気は良かったが、頭痛のせいか、しばらくは会話に入らずひたすら仮眠。

夕方になっても天気は全然明るいままで、むしろガスってた天気も回復し始めた。体調も夕飯前にようやく落ち着いてきて、部屋の会話にも参加し、楽しい一時。


夕飯は、全部で3回に分けられ、昼頃入った私は当然1回目。肉じゃがはシェアでごはんと味噌汁がおかわり自由。過去尾瀬に行った時もご飯のおかわりが自由だったので、食欲も回復したことだし、ごはんをおかわり。
すると、大食な方だと勘違いされ、おばさんにお魚食べられないから食べて〜。半ば強引に渡されてしまったが、それも意地で完食。写真だと質素に見えるメニューだけど、3000mの標高の山小屋でこれだけお腹いっぱい食べられるとは思わなかったので、改めて北岳山荘のクオリティに驚かされた。


夕飯後、まだまだ明るいことだし、小屋の周りを散策。


北岳もくっきり。登りたい衝動に駆られてしまうw


明日登る間ノ岳方面。


3000峰からの富士山はやはりひと味もふた味も違う。しかも下界の景色も眺められるし、この日一番の景色いただきました。


夕焼けを期待して時間狙って出たものの、雲が厚く・・・でも、これはこれで幻想的。



次の日は朝4時に起床。やはりご来光狙いの方は既に出発しようかというところで、自分も間ノ岳向かうため準備・・・とはいえ、持っていくのはウエストポーチに行動食とエアリアと飲み物のみなんで、あっさり準備完了。
ヘッデンは着けたものの足元は月明かりで意外と見えるし、先行して歩いている人のヘッデンは意外と目安になってくれて、支障は無かった・・・と言いたいが、風がやばかった。油断してるとバランスを崩されるぐらいの強風である意味これも稜線歩きの醍醐味だなとプラスに捉えていくことに。


来光は中白根岳で拝むことに。この瞬間にここにいられただけでも、一晩小屋で過ごした甲斐があったというもの。


朝焼けに富士山がほんと映える。南アルプスの朝は素晴らしい。


朝焼けにさらされる北岳。息を呑んでしまうこの景色。う〜ん、言葉が出なかったね。


強風と戦いながらも1時間で間ノ岳に到着。ここも12年前は、ガスっててなんも見えなかったので、リベンジ達成。ただ、ここは他に比べても特段風が強く、ほぼ突風状態だったので、すぐに撤退。


山荘に戻り、お茶をのみ少しまったりしたあと、出発。いや、ホント良い小屋でした。


北岳は登らず、八本歯のコルへ下ることに。


北岳バットレス


梯子が多いルートだけど、道はしっかりしてるので、怖いところは一切なし。


むしろきつかったのは大樺沢の下り、ガレてて滑るし、足の負担が半端なかった。


ひたすら黙々下り、広河原には、10時半過ぎに到着。バスが10分前ほどに出てしまっていたが、乗合タクシーに乗ることができ、11時半には奈良田へ戻って来れた。



今回は、日帰りのつもりが山荘泊になったり、デジカメも途中で落としてしまったり、高山病にかかったりと、結構トラブルが多かったが、3000峰の山々の2日間でたっぷり堪能することができた。

ホントは秋頃に行くつもりけど、思い切って大正解だった山行でした。


変わりに秋は紅葉登山を楽しみたいと思う次第。